未病はからだからのサイン
先日、静岡で勉強会を開催しました。
テーマは
「生理痛を自宅で解消させる新習慣」というものです。
参加してくださった方々と和気あいあいとした雰囲気のなかで、体についての理解を深めていただき、とても有意義な会になったと感じました。
そこで個人的に強く感じたのが、未病を放置している方が結構いるのだなぁということです。
未病とは
「発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態」を指しています。病気ではないけれど健康でもない状態。
つまり、「だるい」「疲れやすい」「冷える」といった不調も未病といえるので、「そういえば自分も思い当たる」という人は、少なくないと思われます。
「病気になってしまってからそれを治すよりも、病気になりにくい心身をつくることで病気を予防し、健康を維持する」という予防医学の重要性が認識されるにつれ、「未病」も重要なキーワードになってきています。
全国健康保険協会 協会けんぽ HPより引用
このような状態のことを未病といいます。
勉強会に来られた方の中で、いくつかの不調を抱えている方が数名おられました。
中には通院中の方もいらっしゃいましたが、いずれも体の状態は良くありませんでした。
- 鎖骨チェックでは歪みがひどく、ほとんど腕があがらない
- お腹が硬く、押すと強い痛みを感じる
- 背中が硬く、歪みが大きい
- 骨盤の位置の左右差が大きい
などです。
調整を行うと、たった1回でもかなり変化が見られ、姿勢が良くなったり肌のツヤが良くなったりしていました。
このような変化はご自分でも多少感じますが、周りの人のほうがその変化に気づきやすい場合もあるようです。
ここで1人の女性の例をご紹介します。
その方は首も背中もお腹も硬く、歪みもありました。
自覚症状としては、
- 胃のもたれやムカムカが頻繁にあり、いつも胃に不快感がある
- 股関節が痛い
- 生理不順
- 乾燥肌で関節部分にアトピーが出ている
などです。
これだけの症状があれば、毎日の生活にも支障が出ているかと思います。
この状態で病院に行けば、胃腸薬やホルモン剤の処方、肌の炎症にはステロイド…
対症療法の処置で、症状を抑え込み不調の原因は放置して表面的には軽快したかのように感じることになるかもしれません。
ですが、それは体からのサインを無視した行動となり、やがて将来的に病気となって表面化してくる可能性が大いにあります。
自分自身の体について、不調がありながらその原因をとらえず、体の状態に目を向けないことは危険なことです。
病気になって初めて慌てたり後悔するのは手遅れになる場合もありますよね。
何より不調を抱えながら日々生活するのは、精神的にもよくありませんし、仕事や学業などのパフォーマンスも低下します。
自分の体は自分で守る
自分自身をいたわる
体の声に耳を傾ける
そして体の状態を時々チェックし、硬くなっていたり、押さえて痛みのある箇所はほぐして血流を良くしていきましょう。
血流が良くなれば、大抵の未病は良くなるのではと感じます。
それは、当院に来られる方々を見ていればよくわかります。
体を整え血流を上げることで、アトピーや不妊、うつ、神経痛などの症状がよくなっていくからです。
それも体の自然治癒力を上げることで、自然と良くなっていきます。
劇的に短期での改善は難しいですが、ゆっくりと体の状態が良くなり、気づいたら症状がなくなっている、最近そういえばつらくないといった具合です。
体の歪みはエクササイズやストレッチでも多少の改善は可能ですが、長年の大きな歪みや関節癒着はなかなか自分1人では難しいです。
歪みの調整は整体を利用していただければ、体のチェックにもなります。
当院ではオリジナルの手技で全身の骨格調整を行い、血流を促し自然治癒力を高めます。
体の内側からキレイになるので、美肌効果や老化防止、改善にもつながります。
自分自身の体に目を向け、体を整えて病気を防ぐ。
このような考え方がもっと広まり、自分の健康は自分で守るといった世の中になるといいなと感じます。