アトピーや不妊でお悩みで来院された方のカウンセリングをしていると、下痢や便秘でも悩んでいることが多く、病院では「過敏性腸症候群」と診断されているとお話を聞くことがあります。

症状としては、

・下痢や便秘などの排便異常が続く

・毎日お腹が痛くなる

・お腹が痛くなり腰も痛くなる

・ガスが溜まってお腹が張る

などがあるそうです。

中には10年以上症状が続いているんです・・・。

なんて方もいました。

原因を調べてみると、

「腸など消化器官の運動異常や知覚過敏、過度なストレスや緊張によって引き起こされると考えられているがはっきり分かっていない。」

と書かれています。

ですが身体の検査をすると共通して言えることがあります。

それは骨盤に歪みがあり、お腹が硬くなっているということです。

強く押せば必ず痛みがあります。

つまり、骨盤の歪みにより骨盤内を通っている太い血管が常に圧迫されていて、下腹部の細胞に酸素欠乏の炎症が起きているということです。

また腰痛３〜５番・仙骨から出ている骨盤内臓神経伝達（副交感神経）の伝達も悪くなっていることが考えられます。

すると腸の動き、蠕動運動（腸管がグニュグニュ動く運動）が悪くなってしまうことで過敏性腸症候群の症状が発生してしまいます。

骨盤の歪みを正しお腹を緩めれば過敏性腸症候群は解決される！

現在23歳で中学生の頃から毎日夕方になると決まってお腹が痛くなると教えてくれたSさんですが、

週に１回の通院を１０回、毎日のお腹を緩めるセルフケアの実施を行ったところ、まだ多少ガスが溜まってお腹が張ることもあるが、お腹の痛みは殆ど無くなったそうです。

また、先日来院された時に過敏性腸症候群の症状が出ていると伝えてくれた32歳Oさんのお腹を入念に手当てをして緩めたところ、その場で痛みが減っていくのを感じて頂けました。

つまり、骨盤の歪みを正し神経の伝達を正常に戻すこと、お腹を揉み解し腸を外側から強制的に動かしてあげることができれば症状は解消されていくのです。

骨盤矯正はプロに任せなければ難しいかと思いますが、お腹を緩める事は誰でもできることです。

病院での薬物療法を行う前に是非試してみて頂けたらと思います。