便秘の原因と対策(食事編)
便秘の原因と対策(食事編)
アトピーの症状でお悩みのお客様のお話を聞くと便秘だという方が非常に多いです。
中には週に1回しか便が出ないという人も珍しくありません。
便秘になると腸で食物残滓物が腐敗し体内に毒素が溜まるためアトピーの悪化につながることは何度かお話しさせて頂きましたが、便秘になるとその他にも色々と身体に悪影響を及ぼします。
・肌荒れ・シミ・ニキビ・痔・食欲不振・肥満・不眠・疲労
などの症状も出てきたりもしますので、特に女性の方で悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
更に便秘を解消せずに放っておくと大腸がん・動脈硬化・糖尿病など重大な病気を引き起こす恐れもあります。
昔から「四百四病はすべて宿便からおこる」とも言われています。
ですので、便秘に悩んでいる方には是非読んで頂けたらなと思います。
本日の記事を参考に便秘を解消して心身ともに健康になってもらえたら嬉しいです。
腸の働きが悪いと便秘になる
便秘になる理由は一言で言えば腸の働きが悪いからです。
ではなぜ腸の働きが悪くなるのでしょうか?原因は多々あります。
・食事のバランスが悪い
・睡眠不足・ストレスにより自律神経が乱れる
・水分不足
・運動不足
・忙しくて排便のためのトイレ習慣がない
・骨盤の歪みにより腸の蠕動運動を支配している神経の伝達が悪い。
(副交感神経の伝達が悪くなると腸管の動きが悪くなる)
などが挙げられます。
今回は腸内環境に大きな影響を与える食事について考えていきましょう。
1.食事を考える
・肉食中心の食事や甘い物(砂糖)を控える。
肉食・・肉類は繊維分がないため腸の粘膜を刺激しない。腸に停滞する時間が長くなり水分が吸収されて便が硬くなる。
砂糖(白砂糖)・・腸の壁を弛ませる。食べたものがうまく移動されず停滞し便秘になる。
・善玉菌が育ちやすい食品をとる
発酵食品・・善玉菌を刺激して腸の蠕動運動を活性化させる(ヨーグルト・味噌・甘酒・納豆)
水溶性食物繊維・・腸内環境のバランスを整える(海藻・ブロッコリー・ゴボウ・キウイフルーツ)
オリゴ糖・・乳酸菌のエサとなり善玉菌を増やす。お腹の調子を整える(バナナ・蜂蜜・玉ねぎ)
EPA・DHA・・腸の炎症を鎮める。便の通りを良くする(青魚・鮭・アマ二油)
*正しSIBO(小腸内細菌増殖症)や過敏性腸症候群の方には逆に便秘や下痢を悪化させてしまいます。上記の食品を取るとお腹の調子がかえって悪くなる方は避けるようにして下さい。
・食事をとる時間に気を付ける
空腹時間を作る・・腸は空腹時に腸内の清掃をしている。消化物や悪玉菌を処理して環境を整えている。空腹時間がないとお掃除タイムが取れず、腐敗した食べ物が停滞し悪玉菌が増える原因になる。
・夕食は20時までに済ませる
遅い時間に食事を取ると腸の働きが弱まっている深夜に労働をすることになり腸に負担がかかる。次の日以降の活動を妨げてしまう。
如何でしょうか?
当院のお客様にお話を聞くと肉食中心の食事になっていたり、仕事からの帰りが遅いため遅い時間に食事をとっている方が多いのかなと思います。
是非変えれそうなところから実践して頂ければと思います。
静岡県浜松市/島田市で薬に頼らないアトピー治療を行っています。
整体による骨格矯正とオリジナルの技法で消化器系の働きを正常にする事で、脱ステロイドを目指します。
参考:江田 証『新しい腸の教科書』.池田書店