アトピーと癒着について
アトピーと関節癒着
当院にはアトピーの治療で通院されている方が多くいらしゃいます。
痒みが酷く眠れない日が少なくないと教えてくださる方も多いです。
アトピーの方は例外なく背中が硬いのですが、症状が酷く出ている方は背骨の関節癒着がある方がほとんどです。
関節癒着があると背中から出ている脳からの指令を伝えるための神経繊維が圧迫され神経の伝達障害が起きてしまいます。
特に胸椎の5〜10番目辺りに癒着が起きると消化器系の臓器への神経伝達が悪くなりアトピーに大きく関係してきます。
関節癒着は長年の血流障害により起こっています。長年かけて癒着した箇所を剥がすのは簡単ではありません。
ですが時間をかけてでも癒着を解消しなければ、神経繊維の圧迫が解けずアトピーの症状も中々良化していきません。
通院されている方には必ずお伝えしている、背中を緩める自己療法を毎日続けることが大切だと考えております。
癒着が起きている関節周辺の血流を良くして、関節を包む膜に新鮮な血液が送られることで膜から漿液が出るようになれば癒着も取れてきます。
関節癒着がある方のアトピーの改善にはどうしても時間がかかります。症状が中々良くならず苦しい事かと思います。
私共も精一杯サポート致しますが、やはりご自身で地道に努力して頂くことが一番の近道だと思います。
癒着が剥がれ神経繊維の圧迫が解けて、脳からの指令が各臓器へスムーズに伝わるようになればアトピーは自然と解消されていきますので希望を持って頑張って頂きたいです。
*「関節癒着」につきましては「背骨の癒着と不妊について」の記事の中でも詳しく説明されていますのでご覧ください。