難聴に補聴器は不要です
耳が遠くなる理由
耳には鼓膜があります。鼓膜の【鼓】は太鼓の【鼓】と同じ字を書きます。太鼓は革の振動で空気を震わせ音を出す音の出口で、鼓膜は空気の振動によって震える音の入り口だと言えば解り易いと思います。
首の硬さで鼓膜への血流が悪くなれば、鼓膜は硬くなってしまいます。硬い鼓膜では人の声などの低音域の緩やかな空気振動(音波)では震えないので音を認識出来なくなるのです。
そうした人でも金属音のようなキンキンとした音波であれば、鼓膜が反応するので高音は聞けるといった状態になります。耳が遠いと言われる人は低音域が聞こえ難い低音難聴です。
耳への血流を正せば難聴は治る
耳への血液補給は左の図で示された脛骨(頸椎)動脈から枝分かれした血管が受け持っています。
その血管の大元は右の図で示された鎖骨下動脈です。この血管が鎖骨の歪みによって長期間に亘り流れが悪くなれば、その先の各細胞へは安定した血流はされません。
難聴も異常を知らせるサインだった
血流障害は全ての細胞を不健康とさせ、やがて病気の原因となります。証言ビデオの女性にしても難聴を治したくて当院へ来た訳ではありません。慢性的な肩こりや首痛のケアが目的でした。
肩コリや首痛が血流障害によるものである事は一般にも知られていますが、耳鼻科のトラブルも大元の原因は血流障害なのです。
長期間の血流障害は知覚神経の麻痺をおこし、肩こりを感じない状態を作ります。それにより自分で異常を感じ難くなり、やがて重大な病気を発症する体質となってしまいます。
我慢する事の愚かさ
人の身体に異変が起きると色々な症状を出して、危険を知らせようとします。その信号を消す事が医療であるとされていますが、正しい考え方ではないと思います。
我慢したり症状を消す事ではなく、その症状がどの様にして出ているのかを自分なりに考えて行くといった生き方もこれからは大切になって来るように思います。
デジタル化された現代だからこそアナログ的な考え方や観察が必要になるのではないかとも感じています。