アトピーとワセリン
皮膚科に行くと処方されるプロペト(ワセリン)
昔は私もよく使っていました。
刺激がなく使える点は良かったのですが、ベタベタするし、身の回りのものもテカテカになるのが気になっていました。
それにお風呂上がりや、手を洗った後などに塗ると急にかゆみが強くなり、かゆくてかゆくて我慢できなくなり、ひどくかいて掻きこわす…
こんな事がよくありました。
それに炎症が良くなる事もなく、かえって症状が広がってしまったり…。
今はワセリンを一切使っていません。
色々知ったらやはりアトピーには合わないと思ったからです。
手軽に手に入るワセリン。
アトピーにおすすめしない理由を以下に挙げてみました。
ワセリンのマイナスポイント
- 毛穴や汗腺を塞いでしまう
- ニキビの原因、悪化につながりやすい
- 皮膚呼吸しづらくなり、皮膚常在菌が減少する
- 中性のため、肌の弱酸性の環境が乱れる
- 体が排泄しようとする体内の老廃物を閉じ込めてしまう
- 塗った箇所以外の所で排泄しようとするので炎症が広がりやすい
- 体温発散がしづらくなり、かゆみを起こして掻きこわそうとする反応が起こる
- 油の吸着力が強く、皮脂を吸着するため肌が乾燥する
- 塗るとテカテカして見た目があまり良くない
などです。
逆にワセリンの良い効果としては以下のような事が挙げられます。
ワセリンのプラスポイント
- 低刺激
- 精製度が高いものは酸化しにくい
- 低価格
- 肌をしっかり覆い保護してくれる
ワセリン自体が悪というわけではありませんが、アトピー肌には適していないと考えられます。
健康なお肌は弱酸性。
毛穴をふさぐようなスキンケアは、皮膚を守ってくれる常在菌を弱らせてしまいます。
常在菌が減ると、肌のバリアも弱くなりトラブルの元になります。
また、過剰な保湿をすると皮脂を出す力が衰えてしまいます。
保湿しないとすぐ乾燥するため、季節など環境に左右されやすくなります。
アトピーではなくても現代は乾燥肌、敏感肌の方が増えているように感じます。
スキンケアのやりすぎは、お肌にとって刺激になります。
また、皮膚は基本的に外界からのバリアと体内からの排泄をさせる器官だと言われます。
外からあれこれ与えると、界面活性剤や防腐剤など肌に刺激になるものも増えます。
睡眠や食事、規則正しい生活、運動などのケアがやはり大切です。
そして何より、体に栄養を運んでいる血液の働きは非常に大切です。
どんなにいい栄養を摂っても血流が悪ければ、その効果は充分に発揮されません。
体の隅々まで栄養や酸素をスムーズに供給できるよう血流を良くしておくことは欠かせません。
肌のハリ、ツヤだけではなく全身に良い変化が見られます。
アトピー肌にワセリンの使用は、マイナス点が多いです。
現在使用している方は、一度スキンケアを見直してみてはいかがでしょうか?
静岡県島田市、浜松市で薬に頼らないアトピー治療を行っています。
整体による骨格矯正とオリジナルの技法で消化器系の働きを正常にする事で、脱ステロイドを目指します。