アトピーと朝食の考え方
当院では、朝食に固形物をとらないという事をおすすめしています。
ですが一般的には、1日3食食べることが推奨されています。
調べてみると、現代のように1日3食になったのは江戸時代からだと言われています。
それまでは朝と夕方の2食だったようです。
なぜ朝から食事を摂らないことを推奨するのかご説明したいと思います。
消化器系の負担を減らせる
特にアトピー の方は、腸内環境が悪化していたり便秘がちだったり、消化器系の不調を起こしている方が多いです。
暖では、アトピーは体内に溜まった毒素の排泄が間に合わないため、やむなく皮膚から排出させている状態だと考えています。
食べた物の消化がうまくいかない状態なので腸内で腐敗が起きやすくなり、悪玉菌が繁殖してしまいます。
便通が悪くなるので腸内環境が悪化していきます。
この消化器系の不調は、背骨の歪みによる血管と神経の圧迫、血流障害による神経伝達のエラーが原因だと当院では考えています。
また、骨盤の歪みにより下腹部の血流が悪化すれば、筋肉が硬くなり腸の蠕動運動も悪くなってしまいます。
食べたものの消化は胃や十二指腸、小腸で行われますが脳からの指令がうまく伝わらない状態だと、消化に時間がかかり腸内で腐敗することになってしまうのです。
そんな時に3食きっちり食べていると、弱っている消化器系にますます負担がかかり、痒みや炎症がひどくなる一因となってしまいます。
食事の内容に気をつけることはもちろん大事です。
しかし、食事の摂り方については意外と見落としがちなように思います。
朝食の必要性??
実は、1日3食食べることは消化にとても負担がかかります。
胃に食べ物が入り、胃から十二指腸、小腸での消化にかかる時間は10時間前後はかかるそうです。
と言うことは、胃の中は空っぽに近くなり空腹を感じても、腸では消化がずっと行われている状態です。
そこに3食きっちり食事を摂ることで、消化器系の臓器は常に動き働いている事になります。
知らないうちに胃腸を疲れさせているのかもしれません。
そこで、消化器系の負担を減らすために朝は固形物をとらずに胃腸を休める時間を設けることをおすすめしています。
朝は夜のうちに消化・吸収がなされ、エネルギーは蓄えられている状態。
また、朝は排泄の時間とも言われています。
はっきりいってお腹は空きますが、慣れてくると朝食をとったほうが体が重く、疲れやすい感じになってきます。
とはいえ、なにも口にしないわけではなく固形になっている食事をしないということです。
野菜ジュースやスムージー、豆乳や甘酒、具のないお味噌汁など…
塩分や糖分を補いつつ消化に負担のかからないものを摂ります。
以前、私がいきなりアトピーの炎症が出て悪化した時、長年やめていた朝ごはんを食べるようにしていた時期でした。
それ以前は厳密には固形物ゼロではなく、野菜ジュースとちょっとしたおやつ的な物を食べていました。
それを朝きちんと食べるように変えてしばらく経った頃、アトピーの炎症が出るようになったのです。
現在、平日は固形物なしの朝食で週末はちょこっとおやつを食べたりしています。
自分に合った方法やアイテムで、工夫しながら消化器系に負担のかけない食事をしてみてはいかがでしょうか?
あと、とても大切なのがよく噛むこと!
これは必須です。何を食べるかも大切ですが、せっかく体に良いものを食べてもよく咀嚼しないと、結局消化に負担をかけてしまうことになります。
肉類など消化に負担のかかるものを食べる時も、いつもよりよく噛むことを意識する。
そして少しでも消化の負担を減らすこと。
この事もぜひ意識してみてください。
消化に負担をかけると内臓や血管の老化も進みます。
アトピー改善だけではなく、見た目の若々しさなどにも影響してきます。
消化器系に負担のかからない食事方法で、アトピー改善、老化予防をしてみてはいかがでしょうか?
静岡県島田市、浜松市で薬に頼らないアトピー治療を行っています。
整体による骨格矯正とオリジナルの技法で消化器系の働きを正常にする事で、脱ステロイドを目指します。