疲れと体調不良について 御前崎市Uさん
なぜホッとした時期に体調を崩すのか?
多忙な時期を過ぎてホッと一息ついた頃に体調を崩してしまう。といった経験はないでしょうか?ここでは日常生活の中で覚えておいて欲しい身体の仕組みについて説明します。
仕事を頑張るのは活動モードの交感神経
休息するのはお休みモードの副交感神経
よく言われる自律神経のバランスですが、交感神経が過剰に使われすぎているストレス状態が続くと体調を崩す事は知られています。
そうした時には休息すれば解決されますが、問題なのは永続的にストレスが続く事で疲れや辛さといった感覚が麻痺してしまう事だと思います。
交感神経は戦闘モードですので、少々の疲れや体調不良は押しのけて活動できるだけのパワーを出せる体調になっています。
その一見元気で健康的な状態が続く事で、身体の不調を知らせるための機能がトラブルを起こして疲れを感じられない身体になってしまうのです。生身の人間がいつまでも無理に耐えられる筈もありません、必ず大きな問題を起こす原因を作ってしまいます。
私の所に来る健康を害した人達には、例外なく身体のチェックポイントに硬さが出ています。しかも、ほとんどの場合その硬さを感覚の麻痺により本人は自覚していないのです。
私たち日本人は忍耐を美徳と教育されて来ましたが、それは正しい事なのでしょうか?疲れたら無理をせずに休む・・・といった生き方こそ大切な気がします。