妊活の女性に出やすい心の悩み
心と身体はつながっている
浜松市の女性Oさんを例にして不妊治療を受けている女性に出やすい精神的な悩みと、それを原因とした体調の崩れについての話をします。
友達の妊娠に心が乱れる
何となく解かる気がするし、何処にでもある話だと感じます。彼女もこちらでの施術により良い変化を感じていながらも、心の乱れから身体に悪い変化が起きてしまいました。
焦ってはいけないと思いながらも、友達の何人かが続けて妊娠や出産をすることで悩んでしまったのでしょう。
FSHの数値が下がってしまった
彼女はこちらへ来る前にバセドウ病の治療を受けていました。その病院で、甲状腺の機能が安定するまで不妊治療は控えて下さいと言われていたのですが、鎖骨の歪みを正したところTSHの数値も正常となり婦人科の受診もOKされていました。
ところが、定期の血液検査を受けたところFSHの数値が下がってしまい、排卵できないからとの事で甲状腺の専門医から排卵誘発のホルモン剤を処方されたそうです。
なぜ検査数値が乱れたのか
彼女は複数の友人の妊娠を知り心を痛めていました。精神的なストレスは骨格の歪みを引き起こします。彼女の首の筋肉は今までとは別人の様に硬くなっていました。
首の硬さは頭部への血流の悪さを表しています、つまり脳下垂体への血流が悪くなっている事で卵胞を刺激するためのFSHの数値が下がってしまったのです。
血流の大切さを知るために、片方の目を指で30秒ほど押さえて目への血流を悪くさせてみて下さい。たった30秒でも目の機能は下がり物が見え難くなってしまいます。
脳下垂体にしても血流が悪くなればその場で機能が下がります、FSHの分泌が悪くなっても何ら不思議ではないのです。人間の全てのパーツは新鮮な血液が不足すると細胞レベルで不健康になるのです。
ホルモン剤の影響で体調が崩れた
彼女は処方された薬を真面目に飲みました。その結果、気分の悪さなども出て、以前はキッチリと28日間隔で来ていた生理が5日も早く来てしまったそうです。
この生理の不順はホルモン剤による影響である事は明白です。卵胞への過剰な刺激が生理を早めてしまったのでしょう、この辺に現代医学の問題があると感じています。数値の乱れの原因を探す姿勢に欠けているのです。
彼女の場合、精神的なストレスによる脳下垂体への血流障害が原因でホルモンの数値が下がってしまったのに、そうした背景は考慮されずに薬で数値をコントロールする手段が執られたのです。
人間の身体は数字合わせでは良くはなりません。しかし数値を上げ下げする事が医療であると勘違いされています。医師は患者の身体も触らずにPCの数字を真剣に見ています。
患者もその数値に一喜一憂しながら、医師に処方された薬を飲み仮に体調が崩れたとしても薬が悪いとは思えず、自分の身体に欠陥があるのでは?と勝手に悩んでしまうのです。何となく滑稽に感じませんか?まるで漫画の世界です。
焦る気持ちを捨てないと結果は出ない
彼女もそうですが焦る事で結果が出難いといった例を数多く見てきました。慢性的な体質の悪化によるトラブルは即座に解決できないものです。
慢性的なトラブルには筋肉の硬縮が必ず絡んでいます。例えば神経痛の様な症状は強いが神経の圧迫を解除すれば即効性があるといったトラブルに比べ、長年の血流障害による筋肉の硬縮が絡んだトラブルは早期には解決できません。
早期改善のための自己療法
病名がどうであれ筋肉がどのレベルまで悪くなっているかで、改善に向けての期間が左右されてしまいます。難しい病名だから改善されにくいといった事でもありません。
いずれにしても焦った所で何の利もありません。毎日の生活の中に少しずつでも筋肉をほぐす為の自己療法を取り入れ、新鮮な血液を傷んだ筋肉へ与え続ける事が唯一の早道であることを知って下さい。新鮮な血液には細胞を元気にさせ病気を根本から治す力があるのです。