ストレスと3大障害
ここでは病気や体調不良を起こす原因と考えられる
ストレスと三大障害について詳しく説明します。
全ての病気に共通しているのがストレスです。
人間関係で悩んだり、仕事や家庭内の問題で悩んだり、夜更かしを続けたりと現代人はストレスと無縁では生きられません。
それにより身体にある異変が起きてきますが、それを私達はストレスと三大障害として説明しています。
人は自律神経により、呼吸や血圧などの基本的な生命活動をコントロールされていますが、ストレスにより自律神経のバランスが崩れることで病的な状態になっていく訳です。
自律神経の乱れとは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることをいいますがストレスで働きモードとか緊張モードといわれる交感神経が過剰に刺激される事で三大障害が出てきます。
第1の障害
ストレスにより血液が酸化して汚れてしまう
第2の障害
交感神経の過剰な支配で骨盤が歪む
第3の障害
血流の悪化により各組織に癒着が起きる
第1の障害 血液の酸化・汚れとは
血液の汚れは食生活の乱ればかりではなく、過剰なストレスでも血液は酸化して汚れます。
人は血液をエネルギーとして生きています。筋肉はもちろん脳や目といった各臓器や器官のすべては血液によって栄養されています。
働き過ぎや、心配ごとでストレスが溜るとどうなるでしょうか?
血液は過剰に使われ続け、やがて酸化し汚れてしまいます、車のエンジンオイルが汚れるように。
食事の乱れも血液の汚れに直結します。最近ではオーガニックな食事も注目されています。
LBCシステムにより、生の状態の血液をその場で観察することができます。
第2の障害 骨盤はどの様にして歪むのか
交感神経の緊張作用で腸をつなぎ止めている腸間膜根が縮むことで骨盤は歪みます。
上の写真を見てください、腸は腸間膜という薄い膜によって骨盤内に納められています。腸の管だけがお腹に納まっているわけではありません。
腸に限らず全ての臓器はこの様に薄い膜によって最終的には骨格に付着するような感じで定位置に納まっています。
特に腸は全長7㍍もあるので、しっかりと骨格に吸着させるために、厚さが1cmもある 腸間膜根によってガッチリとつなぎ止められています。
そのワカメの根っこのような、腸間膜根は腰骨の左上から右の仙腸関節に付着していて、ストレスによる過剰な交感神経作用で縮み右側の仙腸関節に歪みが出ます。
その歪みの法則は人種や性別に関係なく一律であり、ストレスが続くと誰しも右の骨盤から歪みます。
骨盤は骨格の土台です、土台が傾けば柱も傾いてしまいます。
第3の障害 血流の悪化による組織の癒着とは
関節をとりまく組織に血流障害が長期間つづくと、やがて関節は癒着してしまいます。
手術を受けると内臓が癒着する・・と聞いた事はありませんか?
臓器はお互いに擦れて傷がつかないように表面の膜からローションのような粘液を分泌していますが、手術で内臓の表面に傷がつくことで粘液が出せなくなり、内臓どうしの癒着が起きるのです。
手術した傷口が自然にふさがるのも、ある意味では癒着ですが、血流が途絶えると癒着が起きます。
関節においても関節を包む関節包の膜から潤滑油の役割をする関節液が分泌されています。その膜は血液によって栄養され、血液を原料として関節液を作っています。
骨盤が歪み骨格全体が歪み、全身に血液を送る太い血管が圧迫され血流障害が続くと、関節包は本来の関節液を分泌する機能が低下してしまい、やがて関節周辺の組織は癒着を起こします。
骨格調整をすると指の骨を鳴らす時のような「ポキ・ポキ」とした音が出ますが、癒着を起こしている関節からは、そうした音が出ません。音が出る事が恐いのではなく、音も出ない癒着の状態の方が恐ろしい事なのです。
そうした場合にはその周辺の筋肉を緩め、血流を正して癒着を解決させる必要があります。
特に首や背骨の関節癒着は、長年の血流障害があった人には付き物で、神経伝達を悪化させ、眼科系・耳鼻科系や内科系など多くの問題に直結してしまいます。
この様にストレスによって①血液が汚れ、②骨格が歪み血流障害が起きて③組織の癒着が起きる事で病的な体質になることをストレスと3大障害とよんでいます。
手術後には内臓癒着が起こりやすいといわれています、これはメスにより内臓の表面が傷付けられる事が原因となっています。