『自然に治す力を育てる』アトピーが教えてくれた身体との向き合い方
ストレスによるアレルギー反応から蕁麻疹が出て、その後アトピー性皮膚炎の症状になり、なかなか引かずに悩んでいたIさんのお話です。大人になってから急に出てきて悩んでいる方の参考になれば幸いです。
施術回数 13回 32歳 Iさん 週1回のペースで通院
1、来院前は、どのような症状で悩んでいましたか?
A.(Iさん)
ストレス性の蕁麻疹から始まり、アトピーの症状が出て悩んでいました。
他には手足の冷え(冬にはしもやけができるくらい)
身体のゆがみ、肩コリ、偏頭痛にも悩んでいました。
Iさんは、仕事のストレスや疲れが続いていた頃、最初は蕁麻疹のような症状が出るようになったそうです。
その後、徐々にアトピー性皮膚炎へと症状が変化し、春先の花粉シーズンと重なったことで、かゆみや湿疹が全身に広がるほど悪化してしまいました。
もともと、食事の見直しなどはご自身で取り組まれていたそうですが、症状が全身に広がってからは改善が見られず、「もう何をしたら良いのか分からない」と悩んでいたときに、当院を見つけてご連絡をくれました。
2、施術を受けていく中で、身体にどのような変化がありましたか?
A.(Iさん)
すぐに実感したのが肩コリが楽になったことと、偏頭痛がなくなったことです。
雨の日はよく偏頭痛が出ることが多く、辛かったのですが、なくなりました。
あと生理痛が全く起こらなくなり、生理の症状もかなり楽になりました。
3ヶ月ごろ通ってからアトピーの湿疹や赤みが引くようになりました。
かゆみも良くなり、肌が健康な状態に戻りました。
アトピーでお悩みの方の中には、首・肩のこりや背中の痛み、さらには偏頭痛や生理痛など、他の不調を併せ持っている方が非常に多くいらっしゃいます。
実はこれらの症状はすべて、『血流や神経』の流れの悪さから来ていることが多いのです。
たとえば、首や肩の筋肉が硬くなると、血管や神経が圧迫され、首から上への血流、脳への血流も悪くなりやすくなります。
結果として、偏頭痛が起きやすくなります。
また、生理痛も骨盤内の血流が滞ることで子宮への血流が悪くなり、痛みが強くなってしまいます。
Iさんの場合も、足先が冷たく、下半身の血流がとても悪い状態でした。
そういった方は、下半身に血液が流れにくくなり、上半身に血液が滞留するため、顔や首まわりの症状が強く出る傾向があります。
Iさんも首や顔のかゆみがひどく、仕事を続けるのが難しくなってしまい、しばらく休職をされていました。
背中にコリや痛みを感じている方は、背骨に沿って走る自律神経が圧迫されている可能性が高いです。
特に肩甲骨まわりの自律神経は、胃などの消化器官とも深く関係しており、働きが低下すると、消化不良を起こしやすくなり、それがアトピー症状の悪化にもつながるのです。
体の表面だけでなく、内側の働きにも目を向けることで、アトピーの改善につながる大切なヒントが見えてきます。
3、現在の心境や気持ちの変化を教えて下さい。
A.(Iさん)
身体の不調をずっと感じていましたが、仕事の忙しさを理由に向き合ってこなかったのですが、治療をはじめ、身体が楽になったり不快なだるさがなくなったり、アトピーの症状が軽減したので通わせて頂いて良かったと思ってます。
『薬でおさえるのではなく、自然に治す力』をこれからもつけていきたいです。
身体の歪みを整え、血流や神経の流れをスムーズにすることで、アトピーをはじめとするさまざまな不調は、内側から少しずつ改善されていきます。
これは、薬では決してできないことです。
薬は一時的に症状を抑える力には優れていますが、根本的に「治す」ことはできません。
もちろん、薬が必要な場面もありますし、どちらが正しいというわけではありません。
ただ私は、歳を重ねても元気に、活動できる身体でいたいと思っています。
そのためには、自分自身の「自然に治す力=自己治癒力」を高めていくことが大切だと考えています。
体質を変えるには時間も努力も必要ですが、その分、未来の自分のための大きな投資になるかと思います。
4、同じような症状で悩んでいる方にアドバイスを頂けますか?
A.(Iさん)
大人になってからアトピーの症状が出てとても辛かったのですが、自分の身体と向き合い、『暖』で治療していただいて、自然に治療することができ、さらに健康に対する知識もとても増えました。
自分の身体のために病院で薬をもらっておさえるのではなく、骨格や血流、生活習慣を見直すことで健康でい続けられると思いました。
Iさんは、ご自身でも積極的に食事や生活習慣の見直しに取り組まれていました。
甘いものや油っぽい食事を控えるのはもちろんのこと、特に大変だったのが、白米を食べるとアトピーの症状が悪化してしまうことに気づいたことでした。
それでも諦めず、玄米もちやオートミールなどを工夫して取り入れながら、食生活を整えていかれたそうです。
さらに、週に3回ほどのジョギング(20分程度)や、早めの就寝を心がける習慣、そして下半身の血流改善に効果的な足湯など、施術だけに頼らず、ご自身でできるセルフケアにも積極的に取り組まれていました。
その結果、わずか4ヶ月ほどで、目立っていたアトピーの症状はほとんど気にならないほどまで改善しました。
Iさんのように、「自分の身体と真剣に向き合う」ことができれば、身体は確実に応えてくれます。
私たちは、そうした努力に寄り添いながら、お一人おひとりに合ったケアとサポートをご提供しています。
アトピーに限らず、身体に起こる不調には必ず「原因」と「解決の糸口」があります。
「病院に通っているのに、なかなか良くならない」
「薬を使い続けることに不安がある」
「できれば子どもには薬を使わせたくない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
一人ひとりの体質や生活背景に合わせて、自然な改善を目指すサポートをさせていただきます。