腰椎ヘルニア・坐骨神経痛
ヘルニアで失職したが、改善させ復職できた
腰椎ヘルニアはその痛みが強いため、気分も落ち込み、将来を不安視するようなマイナスな思考になる場合も多いと感じています。今でこそ他人事のように簡単に思いますが、当の本人にしてみれば、いつまで続くのか解からない痛みに気分も落ち込みます。
私もそのヘルニア仲間なので気持ちはよく解かります。
Hさんは工員として働いていましたが、重度の椎間板ヘルニアで休職していました。私の所へ来る前に、整体療法も取り入れている接骨院へかなりの回数を通っていたとの事ですが改善されず、そこの院長には「手術するしかない」と匙を投げられたと話してくれました。
私が彼の身体を観察しながら、今まで受けていた治療法を詳しく聞いてみたのですが、肝心な骨盤の調整がされていない事が判明しました。腰の筋肉だけを強い力で揉み続け、腰椎の調整だけをする整体法である事が解かりました。
腰椎ヘルニアは骨盤の歪みが原因の筋肉のこわばりによって、腰椎に縦方向の圧迫がかかる事で発症します。骨盤の歪みを正さない限り改善はされません。つまり下腹部の血管の圧迫を開放して、腰の筋肉への血流の元栓を開ける必要があるのです。
彼は将来を不安視しながらもヘルニアの改善に真剣でした。こちらの提案したバンドストレッチも一日に5回以上も続け、筋肉のこわばりを何とか早く解消しようと必死でした。
人間は追い込まれると強いものです、彼は今までの誰にも負けないほどの頑張りで早期にヘルニアを解消させました。15回ほど通った時点で痛みは急速に減って行き、お尻や腰の筋肉にも弾力が戻り、仕事に復帰する事が出来ました。
MRI画像が証明する軟骨の自然修復
この写真のように軟骨の自然修復は可能です。左側の写真のマークしてある部分の軟骨が黒く写っています。これは軟骨への栄養補給がされないために劣化していることを意味します。
しかし右側の写真ではヘルニアで後ろに飛び出していた軟骨が、正常に変化して白く写っています。これは剥がれた爪が生え変わるのと同じ様に、軟骨も生まれ変わる事の証明です。
腹部の血流を改善させ、軟骨への栄養補給を取り戻せば自然な形でヘルニアは解消されてしまいます。それには骨盤の歪みを正し、血管の圧迫を解消させる必要があるのです。
あなたは、それでも手術しますか?
【ヘルニアが痛みの原因ではない】といった最新の情報をご存知でしょうか?以前は軟骨を削り取るオペが一般化されていましたが、予後が悪いので敬遠され始めています。
オペをしてもヘルニアになった原因は解決されませんので痛みが消えない・・・といった事例が大変に多いのも事実です。あなたの周囲にも「手術はしたが治らない」と嘆く人が必ずいますので冷静に調べてみて下さい。焦る必要はないのです。