歩行困難の解消
一目瞭然まるで別人
H・Rさん(73才)は娘さんに連れられ、こちらでの骨格調整を主とした身体のケアを受ける事になりました。
ビデオを見れば一目瞭然ですが、背筋がピンと伸び健康的な歩行に改善されています。
60歳を過ぎれば自分の健康を守る義務がある
私はこちらに来られている人には【健康を守る義務】についての話をしています。若い頃には働いて家族を養い、老いては自分の健康を守り家族に迷惑をかけない生き方をする。
偉そうな言い方に聞こえてしまう事を心配しながらも常々そうした話をしています。今回のH・Rさんにも話しました。彼女もお金の件で少し不安に感じた時期がありましたが私の話を理解してくれ結果的にはハッピーエンドになりました。その時の話をまとめてみます。
「娘さんがあなたを連れて来たのは将来の不安を消すために来ているのですよ、あなたが今のままで寝たきりの状態となった時に困るのはあなただけではなく娘さんも困ってしまうのです。今は大変でも将来の事を考えれば絶対に必要な事なのです。」こんな話をしました。
彼女はこれからも月に一度の通院を続けたいと言っています。痛みが消えればそれで良しとする人が多い中で、将来を見つめた賢い考え方だと思います。
骨格の歪みは生きていれば誰にでも共通して起きてしまいます。その歪みを放置するので健康を害してしまうのです。高齢者にとって月に一度の調整は贅沢ではありませんし、無駄な事でもありません。
増え続ける老人の歩行困難
彼女の様に足腰の痛みや筋肉の衰えによって歩行の状態が悪い人は驚くほど多くいます。そうした人を見るたびに「今後この人の人生はどうなってしまうのだろうか?」などと考えてしまいます。
痛みがあれば薬や注射で神経を麻痺させ痛みそのものを消す、といった治療が一般化されています。
痛みが軽減される事は喜ばしいことではありますが、根本からの改善ではないので体質の悪化は進みやがて歩く事もままならぬといった状態になってしまう人も少なからずいます。
和室にテーブルのおかしな文化
あなたは外食産業での変化にお気付きでしょうか?和風の部屋にテーブルといった不釣り合いな形式が増えています。
この社会現象が座る事さえ出来ない人がいかに増えているかを表しています。
我慢する事の愚かさ
痛みを我慢し、良くなることは無いと何となく感じながらも病院での湿布薬やサプリメントを利用する老人も多いと思われます。高齢者になれば医療保険も1割負担となるために通わないと損をするような気持で病院へ足を運ぶ人も多いと感じています。
確かに目先の事だけを考えると体にお金をつぎ込むのは無駄な様な気がします。しかしその後の人生を考えた場合にはどうでしょうか?大きな損失が待っています。
介護施設はどこの施設も満員で、高額な施設には一般人では入る事は出来ません。在宅で家族に面倒を見てもらうといった事も現実的ではありません。
どうにも成らない状態となる前に将来の事も考えた生き方をする、痛みは身体の異常を知らせる信号です。信号無視を続ける愚かな生き方は本人だけでなく家族にも精神的・経済的な負担がのしかかる事を忘れないで下さい。