4回で妊娠・鍼との比較
体外受精を失敗しても妊娠できる
1年ほど前から不妊専門病院で2回の体外受精を受けたものの成功には至らず、悩んでいた女性の話です。医師からの勧めもあり、2回目の体外受精をする前には鍼治療も受けながらの失敗であったため、気持ちの落ち込みもあったものと推察しますが、鍼から整体に切り替え当院へ4回通院した頃には体質が大幅に改善され、継続して通っていた病院での人工授精を試したところ見事に妊娠でき喜んでおられました。
二人目不妊の原因は?
二人目不妊で悩む女性に共通している事は、一人目を妊娠した頃の体調に比べ身体に色々なトラブルが起きている。といった事です。以前より冷えが気になる、睡眠の質が悪くなった、疲れやすくなった。などと云う何処にでも転がっていそうな身体の異変です。
こうした異変の原因は全て骨盤の歪みが大きく関わっています。出産時には骨盤が大きく開く事により、出産後には骨盤はブカブカの状態となっていますが、運よく正常な状態に戻れば良いのですが、歪んだ状態となって戻る事が多々あります。骨盤は骨格の要(かなめ)ですので歪めば骨格全体が歪み血流の悪化を招き多くのトラブルの原因となる訳です。
目を写真の様に指で押さえて血液が流れ難い状態を1分ほど続けると目は物が見難くなってしまいます。これは血流の悪化で目の細胞が元気を失って起きる現象ですが、骨格の歪みを原因とした血流の悪化は長期間続くのです。筋肉や各臓器に何らかのトラブルが起きる事は当然の事なのです。
彼女の場合も全く同じ理屈で不健康な身体になっていたのです。
鍼か整体か その実力は?
彼女は多くの女性と同様に鍼治療も併用しての不妊治療をしていました。
なぜ鍼を選択するか?は多くの不妊専門病院で鍼治療を推奨しているからでしょう。鍼と整体ではどちらの方が効果が出やすいのでしょうか?
この件については私は鍼を学んだ事が無いので断言は出来ませんが、どちらにも共通しているのが【身体が暖まる】とした変化を実感できる事であると感じています。
暖かみを感じるのは血流の改善によって、勢い良く流れる血液が血管を摩擦して、それにより起きる血流の摩擦熱が暖かみの正体です。
しかしながら鍼と整体では血流を良くする手段が違うと言えます。
【鍼】はツボをハリで刺激して血流を良くするとされています。
【整体】は血管の圧迫をダイレクトに解消させ血流を良くさせます。
つまり間接的な効果を狙っているのが鍼であり、直接に血流を改善するのが整体であると考えても良いかと思います。
整体は直接的な効果・鍼は間接的な効果であると考えれば、動画での彼女の証言である「整体の方が身体に出る効果が早く出た」といった言葉が理解できるのではないかと思います。
専門医が驚く身体の変化
彼女が不妊治療で通われていたクリニックの医師は、人工授精だけで妊娠できた事に驚いていたそうです。
「卵の数も少ないし、あなたの体質では妊娠は難しい」とまで言われた事もあったそうです。
ですのでDrは鍼治療も併用すべき、と推奨したのでしょう。現在の不妊クリニックの多くが鍼治療を推奨している模様ですが、そうした医師も基本に立ち還り、結果をスムースに出すのには何が必要かを学習すべきであると考えます。