うつ病の集中ケアで短期に改善 静岡市Aさん
うつ病は精神病ではなく、脳の疲れです
うつ病も現代病の代表的なものではないでしょうか?このうつ病にも、血液循環の悪さが大きく関わっている事を知って頂きたいと思います。
うつ病のスタート位置は睡眠障害です。眠りたいけど眠れない、辛いことです。しかしこの眠れないという身体の変調に対しての情報が少ないので、うつ病になってしまう人が増えています。
眠れないという現象を少し専門的に説明すると、自律神経の乱れが関係します。自律神経とは人の意志に関係なく身体の全てをコントロールする神経の事で血圧や呼吸といった、人が生きるために必要な営みを制御しています。
自律神経は働きモードの交感神経とリラックスモードの副交感神経が相反した働きをして、その時々にあわせて身体をバランスよく制御しています。
眠る時には副交感神経が身体を支配して、呼吸は深くゆっくりと、血圧も心拍も下がり身体はダラリとします。脳も考える必要もないので休むために多くの血液を必要としません。
食事をした後に眠くなるといった事はご存じと思いますが、あの現象は胃が働くために血液が胃に集まり、脳の血液が減る事で眠くなるのです。つまり夜眠る時には脳の血液はやや少なめの方が良く眠れるという事になります。しかし病的に眠れないような時には、度を越した血液の不足が引き金となって睡眠障害を起こしてしまいます。
画像を拡大して見ればハッキリと解りますが、目の輝きが全く違います。初日の気分が落ち込んだ感じの目から、健康的でスッキリとした目に変化しています。
うつ病を短期集中ケアで改善させた
この女性は医師から温暖な地での治療を勧められ、岩手から静岡に移ったのですが、知人の紹介で私のところへ来られました。腕を上げている写真ですが、これは鎖骨の歪みをチェックする手法です。鎖骨に歪みがあると腕は上げにくく痛みも伴います。
目を見ても最初に来られた時には輝きもなく、焦点が合わない様な状態でしたが5日間の集中調整を終え帰る時には目の輝きが戻り元気になられました。いったいどの様な変化があったのでしょうか?これから詳しく説明します。
知らされていないうつ病と鎖骨の関係
病的な睡眠障害がある人の鎖骨は例外なく歪み、それにより首を支える筋肉のこりによって脳への血流が悪くなっています。彼女の写真を見てください歪みがあるので腕が上がらない状態です。
なぜ鎖骨が歪むと血流が悪くなるのかは、イラストを見れば解かります。心臓を出たばかりの太い血管が鎖骨と肋骨に強く挟まれた状態となり、血流の元栓が閉められた形になるのです。
この鎖骨下動脈(さこつかどうみゃく)からは、首や肩の筋肉へ血液を送る多くの血管が枝分かれしていますが、それらの大元の元栓が閉められてしまう訳です。首や肩、目や鼻や耳への血流も、そして脳への血流も悪くなります。
そうした状態でベットに入りウトウトし始めると、脳への血流が必要以上に少なくなってしまい、脳は血液の不足を感じてしまいます。適度な血流の低下は睡眠には必要ですが、鎖骨の歪みによる血流障害がある場合には、血液の不足となる訳です。
そうなれば脳は自分を守るために、血圧を上げて自分のところへ血液を運ばせようとします。その手段として脳は、交感神経を刺激する脳内ホルモンを分泌するのです。そうなれば昼間の働きモードに身体のスイッチが切り替えられるので、眠れるはずもありません。
薬によるインチキ睡眠が脳を疲れさせてしまう
この様な順を追って不眠症となってしまうのですが、病院では便利な睡眠導入剤を処方します。先ほどの交感神経を刺激するための脳内ホルモンをブロックする薬などが処方されるのです。人はグッスリと眠りますが脳は血液の不足で、細胞レベルから疲れて来ます。
脳の疲れがとれる本来の自然な睡眠ではありません、何日も続けるうちに脳が疲れ果ててしまい昼間の気力も無くなってきます、軽度のうつ病です。そこで病院へ行くとまた別な薬が処方されます。今度は脳を刺激して元気を出させたり、不安感をとり除く作用の薬が処方されます。
それを処方されるとハイテンションにはなりすが、今度は今までの睡眠導入剤では眠れなくなります。そこでまた別の薬が処方されるといった、堂々巡りがはじまる訳です。
体内毒素を体外に排出させようとする皮膚湿疹が出ました。これは免疫が高まることで体内に蓄積された化学薬品などを含めた老廃物を排泄させようとする解毒反応です。永い期間を通して科学薬品を服用し続けていた人達にはこの様な反応が出る場合があります。
彼女も全く同じ状態でした、目はうつろで私の言う事を信じようとしません。幸い母親が付き添って同宿したので、母親に背中を押されての集中ケアでした。しかしながら結果は早く出てしまいました。2日目に3回の調整をしたところ、彼女は何と26時間も寝たきりの状態となったのです。
これには私も驚きました、クスリで制御されていた彼女の身体が、自然の力で疲れている事がわかる身体に戻されたのです。そして自然の力が彼女の身体に入っていた科学製剤の毒素までも皮膚を通して排出させたのでしょう、彼女の首には解毒反応の湿疹が出てしまいました。
この解毒反応はとても喜ばしいことです、このように血液循環を正せば自然免疫も働き出し、身体に不必要なものは排除する仕組みが私たちの身体には組み込まれています。3日目の夕方に起きて来た彼女は、来た時とは全く違うキラキラと輝く目に変わっていました。
4日目と5日目には安定した睡眠と、明るく前向きな気分を取り戻す事が出来ました。今までの重苦しい頭痛も消えてしまったそうです。肉体が健全になれば精神も健全になるのです。
この様に思考と肉体は別物ではないという事を多くの人に理解してほしいと思います。