三叉神経麻痺の宿泊ケア 熊本県 西村さん61歳
治療法が無いと診断された女性に光が見えた!
治療法がないと言われて愕然とした
インタビューのまとめ
西村さんのコメントを文章にしてみました
Q. 三叉神経麻痺と診断されたのはいつ頃でしたか?その時の状況もお聞かせ下さい
A. 転倒事故を起こした翌日から右目の周辺に痺れが出て、やがて痛みも出始めました。病院ではMRI検査を受けましたが異常なしで、原因不明の三叉神経麻痺と診断されました。
痛み止めの薬を処方されましたが「この薬は痛みを抑える事は出来ますが治すための薬ではありません。治療法もありません。」と説明され前向きな治療ではないと感じ、積極的に治すための治療をネットを頼りに探しここに辿り着きました。
検査機器の代表格でもあるMRI検査ですが、残念なことに筋肉の硬さや血流の状態までは確認出来ないという欠点があります。
この女性の場合も悪い方の右側の首や肩の筋肉が、左側に比べ硬くなっていました。この硬いという事が血流の悪化を意味します。血管が常に圧迫され続けているからです。
Q. 長期間の血流障害が原因であった事を理解できたでしょうか?
A. 血流の大切さは良く理解できました。調整を受けたところ今まで自分が痛みを感じていなかった所に痛みが出始めて、ここが悪かったんだなと気付かされました。これからの治療の糧としたいと思っています。
長期間の血流障害が続くと筋肉のコリを知らせる知覚神経線維も衰えてしまい、やがてコリを感じる事が出来なくなります。
美容院で「肩が凝っていますね」と言われても「肩こりはありませんよ」と答える人はやがて大きなトラブルが起きやすい状態であると言えます。知覚神経が麻痺するほど長期間の血流障害が続いている状態だからです。
この女性もそうでした、発症のきっかけは9月19日の転倒事故ですが、それよりずっと前から首や肩への筋肉は血流障害による細胞レベルでの異変が起きていた訳です。
就寝中も常に右側を下にして横向きの寝方をしていたそうです。これも右の鎖骨を歪ませる原因となっていますが、なぜ右を下にしたいのかを掘り下げて考える事も大切です。就寝中に左半身に体重を掛けたくない何らかの理由があるはずだからです。
彼女は「産後に下半身が動かせなくなったという時期もあった」と話してくれました。そうした昔に起きていた異変が今回の症状の基礎となっていると考えるべきなのです。
今回の7日間ではその答えは出て来ませんでしたが、これから先に彼女自身が見つけ出してくれることを望んでいます。
Q. 7日間の集中調整を終えての感想や身体に出た変化などを教えて下さい。
A. 以前は全く動かなかった右の眉が上下に動く様になりましたし、指を添えれば目を開ける事ができる様にもなりました。
原因のない病気はありません。大病院で原因不明とされた三叉神経麻痺でも血流に目を向ける事で原因が手に取るように解ってきます。
たった7日間で元の身体に戻すことなど到底できません、しかしご主人にお伝えした手当によって血流を常に促せば、時間はかかりますが少しずつ改善できると思います。
それは細胞レベルでの改善ですので確実に着々と進みます。希望をもって生きて欲しいと思いました。
MRI検査では筋肉の硬さは判定できない
原因不明の三叉神経麻痺と診断され、薬を処方されるも「この薬で治る事はない、治療法もない。」と医師から言われたことで民間療法を選択しHPを見てこちらへ来られました。
電話での問い合わせの時に「閉じている右目を指でこじ開けて目が見えるか確認して下さい」と質問したところ「見えます、でもだんだん見えなくなりました」との答えが返ってきました。本人は常に目を閉じているので見えない事に気付いてはいなかった模様です。
これは血流が悪く眼に血液が安定して送られていない事を意味します。眼は血液を燃料として物を見ています、その燃料が来なければ映像を脳へ伝える事は出来ません。
「転倒事故を起こした次の日から右目に痺れ感が出てだんだんと悪くなって来た」との話で鎖骨の歪みが大きく関係している事が解かります。転倒するときには必ず人は腕を地面に突きますが、その時の衝撃で鎖骨は大きく歪んでしまったのです。
実際に触ってみたところ、西村さんの首や鎖骨周辺の筋肉はとても硬くコリコリしていました。ご主人にも触らせたところハッキリと硬さを確認できました。硬いという事は血管は常に圧迫を受けています。
MRI検査をして異常がないと診断されたとの事ですが、MRIでは筋肉の硬さや血流の悪さを調べる事は出来ません。
右側の鎖骨の歪みを調べている時の写真です。普通のレベルであれば術後にはスムースに上がる腕が西村さんの場合には上がっていません。
これは歪みがかなり以前から長期間にわたり続いていた事を証明しています。こうした場合には即効性は期待できません。なぜなら筋肉や血管自体が硬く衰えているからです。
しかし鎖骨の歪みを正し血流の元栓を解放してやることは素晴らしい成果を出します。当初は1泊~2泊で帰る予定でしたが、2泊目の夜中に右瞼に動きが出始めたので予定を延長して調整をする事にしました。
長い間の血流障害
血流の悪化は全ての病気に大きく関わっていますが、今回の症例でもやはり病院では無視されていました。
血流が悪くなっても当初は痛みを感じないので人は異変に気付きません。肩や首がこっても我慢すれば生活に支障が出ることも無いので放置する場合も非常に多いと思います。
そこが最も厄介な点で痛みが無ければ健康であると勘違いする最大の要因でもあります。今回の女性のように長期間の血流障害を原因とするトラブルは改善までに長い時間を要します。
短期に改善はされないものの、病気の原因を確実に理解できた事で、改善への光を見せてあげる事が出来たと感じています。
熊本県ではこちらへ頻繁に通うことは出来ません、自宅で出来る手当て法をお伝えし眼科を受診する事もお勧めしました。一日も早く元気になられることをお祈りします。