痛風の痛みが1回で消えた
痛風の原因を知る
プリン体を含む食品を摂り尿酸値が上がると痛風になる。とされていますが、本当に尿酸値だけに目を向けていれば良いのでしょうか?実際に尿酸値が高くても痛風にならない人もいる事をご存知でしょうか?
本当に尿酸だけが原因であれば、全身の関節に痛風の炎症が出ても不思議ではありませんが足の指にだけに発症します。例えば手の指になぜ痛風が出ないのか?
ここでは実際に痛風を短期間に解消した男性の体験をとおして、今まで知らされていなかった痛風の原因と対策を詳しく解説します。
痛風は関節に溜った汚れを流せばすぐ消える
痛風は現在の常識では血液中の尿酸値が高くなり関節に炎症を起こす。とされていて食事制限や薬によっての治療が一般化されていますが、血流を正す事で簡単に改善されてしまいます。
園田さんは右足の親指の付け根の関節に痛風の炎症が起きてしまい、整形外科で処方された薬では痛みが消えなかったために、約1ヵ月半も仕事を休んでおられました。
しかし当院への1回の通院と、写真のようなゴムバンドを足腰に巻きながらの軽いストレッチをする事で、痛風をたった4日間で解消させてしまい仕事に復帰する事が可能となりました。
いったい何が病院では治せなかった痛風を、いとも簡単に改善させてしまったのでしょうか?痛風が出ている人を触ると解かりますが、ソケイ部(足の付け根)が硬くなっています。硬いという事はその部分を通る血管は常に圧迫されている事を意味します。
病院ではレントゲン検査はしますが、足の硬さを調べ血流の良し悪しを調べる事はしません。とてもシンプルですが大切なところが無視されています。病院では食事指導もされたようですが「俺よりビールやホルモンを飲んだり食べている人が痛風になっていないのはおかしい」と園田さんも感じてもいたそうです。
本当に尿酸だけが悪いのか?
血液画像にあるガラスの破片のような物が尿酸結晶です、トゲトゲしていて何となく刺さると痛く感じてしまいますが、この尿酸結晶が痛風の痛みを本当に起こしているのでしょうか?
確かに血中の汚れ・異物かもしれませんが、尿酸結晶の増加が即痛風の痛みとは言えないように思います。この結晶がある一定の箇所に集中してしまうのが問題なのだと思います。汚れが集合すればそれを処理しようと白血球が働き炎症が起きるのです。
つまり尿酸結晶そのものが悪いのではなく、それら血中の汚れや異物が一つ所に溜ってしまう事が問題なのだと考えています。血液がスムースに流れていれば尿酸などの異物は排尿・排便で排泄されてしまう筈なのです。ではどうすれば痛風の痛みを解消出来るのでしょうか?
答えは簡単です、流れを強制的に良くしてやれば解決します。写真のようにゴムを巻き付けて軽い運動をしてからゴムを外せば、血液は驚くほど勢い良く流れます。
水道工事をした後は汚れた水が出ますが、あの時の状況をイメージして下さい、痛風の原因となっていた関節周辺にこびり付いていた汚れは、血液や体液に洗い流されるように処理されてしまうのです。
「最近、足が冷えると感じませんか?」との私の問いに「以前は無かったが足が冷える」と答えてくれました。
園田さんは長距離トラックの運転手でした、長時間の運転でのストレスが骨格を歪めてしまい足の付け根が硬くなり下半身の血流が悪くなっていたのです。
この様に血流にスポットを当てる事で、病気や体調不良の原因や対策がハッキリと見えて来ます。整体療法は単に腰痛や肩コリを良くするためだけの健康法ではありません。
なぜ痛風が足に出て手に出ないのか?
先日、ある人から質問されました。「痛風が手や腕に出る人がいるのか?」こんな素朴な疑問が病気の本質を知るヒントになります。
手と足は似ていますが、一日で足に履いた靴下は臭くなるが手袋は臭くなりません。これは人間は立っていることが多く、体内の老廃物が下の方に沈殿することによって悪臭が出る、と考えればスッキリします。
日常生活の中で手は心臓より上にあげる動作を何回もしますが、足を心臓の高さまで上げる事など一般的にはありません。
足は手に比べ心臓へ血液が戻り難く、血液やリンパの流れが手に比べて悪いといった場所的なハンデがあり、老廃物が運ばれ難いといった特徴があるのです。
つまり老廃物が血液やリンパの流れによって、スムースに流されるような体質であれば痛風といった病気にはなりません。
食生活の見直しも大切ですが、病気の本質を知る事はそれ以上に大切です。今までの常識だけを信じて科学薬品で症状を抑える事をこれから先も続けるのでしょうか?
この症例でもそうですが、身体を難しく考え過ぎて【身体はお医者さんでなければ解らない】といった既成概念が植え付けられて解消できないトラブルが多いのも事実です。
人間とて自然の中に生かされている動物です。植物を観察するような自然な考え方でトラブルの原因を探れば解決法も見えて来るものだと感じています。