アトピー・ケアによる尿の変化
アトピーで通われている女性から「最近、オシッコの色や臭いが強くなり泡も目立つようになって来た」とした報告を受けたので、その件について簡単に説明します。
尿の変化は腎機能の向上
アトピーの正体は体内毒素の排泄が通常の人に比べてスムースにされず、止む無く肌が解毒の臓器としての働くことによる、身体を守る為の生理作用である。とした考えの下で自然療法ではアトピーケアをしております。
人間が細胞の集合体である以上、細胞からも老廃物は必ず出ます。
その老廃物が混ざった血液やリンパ液を腎臓で濾過して、不要な物として排出するのが、便・尿・汗である事は周知の事実。
その排泄を正常な状態に戻して上げる事で、皮膚による解毒の必要は無くなりますので、アトピーが身体の中から自然に改善されてしまう訳です。つまり身体の仕組みに沿った手当をする事で、何年も苦しんでいたアトピーとの縁を完全に断ち切る事が出来る訳です。
腎機能の変化とは
上のイラストを参考に考えて下さい。腎臓は背骨の真ん中より少し下の辺りから支配神経が伸びています。
彼女の場合もそうでしたが、背骨の関節調整をしても、最初の内は調整音がなる事が無く、関節癒着を起こしている状態でしたが、ビデオ撮影をした日にはしっかりとした調整音が出ていました。
調整音が出るという事は、その部分の関節癒着が剥がれている事を意味します。
つまり脳の指令が腎臓にしっかりと届いている事を意味します。そうした骨格の変化が、尿の質を改善させている。とした考え方で大きな間違いは無いと思われます。
こうした事は医学的に証明されている事ではないので、あくまでも仮説ではありますが、多くの改善症例が証明していますので、正しい理屈であると考えています。腎臓そのものが悪い訳ではなく、脳からの指令が届き難くなっていた。と解釈すべきと考えています。
調整音について
ポキとかボキとした調整音を怖がる人もいますが、全く意味のないナンセンスな意見です。
関節音は軽度な関節癒着が剥がれて起きる音だと考えています。
人間の身体の全てのパーツは薄い膜で包まれていますが、その膜と別のパーツを包む膜は時間の経過とともに、互いに癒着をします。
その膜と膜の軽度な癒着が剥がれるとポキとかボキとしたあの音が出るのではないかと考えています。
体質の悪化で、各パーツを包む膜への血流障害が続くと、その膜の機能が下がり、漿液の分泌がされなくなると重度の関節癒着が起きてしまい調整音が出ない状態となると考えれば辻褄が合ってきます。
彼女の場合でも、腎臓の支配神経が出ている箇所の背骨の調整音が出始めた頃から、尿の質が変わって来た。との事ですので、今書いた説明が正しい事を証明しています。
確実な改善も、時間は要す
これから先にも背中の筋肉への血流が良くなり、関節を包む膜に漿液を分泌するパワーが蘇れば、消化活動も正常化されて、体内毒素の発生もされなくなり美しい肌に変化して行きます。
とは言っても細胞レベルの変化ですので、確実ではありますが時間を要します。身体の変化を観察しながらアトピー体質からの脱却を願っています。
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こちらでは今迄の整体の概念とは違った角度からの健康サポートをしています。