便秘の解消で、アトピーもキレイに消えた
重度の便秘がたった4回で解消された
掛川市のUさん28歳は4~5日間の便秘の後には下痢を起こす、といった状態が続いていたところ、お腹や太腿にアトピー状の皮膚湿疹が出るようになってしまい私の所へ来られました。
便秘の人のお腹を触れば解かりますが、一人の例外もなくとても硬いお腹をしています。彼のお腹もそうでした。
硬いという事はその部分にある血管は常に圧迫されていると考えなくてはなりません、ですので重度の便秘の人のお腹は触ると冷たい感じもします。冷たいと感じるのは血液の流れが悪くなっている証拠でもあります。では何故そうした状態になるのでしょうか?
このサイトに何回も出てくる骨格図ですが、ストレスにより骨格に歪みが出ると各臓器の働きを制御する神経の伝達が悪くなります。
特に便秘や下痢に関係するのが、腰の部分にある仙骨と腰椎3~5番から出ている骨盤内臓神経です。これは副交感神経で腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)をさせる為の神経です。
腸の蠕動運動とは腸の管がグニュ・グニュと動き食べた物を運ぶ為の運動ですが、その運動を制御している神経の通りが悪ければ腸の動きそのものが悪くなってしまいます。
食べ物が順調に分解と栄養吸収がされ、残ったカスは便として排泄されれば良いのですが腸の動きが悪いと、腸の内容物は生ゴミの様になりやがて腐敗します。
また腸の動きが悪いと便が先へ先へと移動し難くなり、特に大腸は水分を取りますので、便は硬くなってしまい便秘になり腸内腐敗につながる訳です。
この男性のお腹や太腿に出た皮膚湿疹は、そうした腸内腐敗による悪玉菌の繁殖がおきてしまい、その悪玉菌を皮膚がやむなく排泄の仕事を代行したために起きた症状です。
もし皮膚湿疹も出なかったらどうなるでしょうか?
腸内毒素は溜り続けてしまいやがて重度の病気になっていたかもしれません。そうした意味では有難い皮膚湿疹であったと思います。
ちなみに、この男性に起きていた下痢症状は腸内毒素を強制的に排泄させるための生理作用であると考えればつじつまが合います。人間の身体はそうした非常事態に対応する仕組みが備わっているのです。
この様に単なる皮膚湿疹や便秘にもそれなりの理由があります。