自己療法のご案内
ワインボトルを利用した安眠マクラ 良く眠れます!
家庭で簡単にできる首の筋肉を緩める手当法をお伝えします。
スクリューキャップのワインボトルを利用します。コルク栓では危険ですので必ずネジ蓋式のワインボトルを使用して下さい。
ワインボトルに熱湯を注ぎ入れます
家庭にある電気ポットなどを利用して熱湯を入れます。熱湯を入れるとビンがかなり熱くなるのでタオルなどを利用して火傷しないように注意して下さい。
お湯を入れたら靴下などを利用してボトル全体をカバーします。
布でカバーした熱いワインボトルを首マクラとして使用する
写真のように熱々のワインボトルを首マクラとして使用します。特に硬くなって痛みを感じるような部分には入念に熱を加え、頭の重みを利用して筋肉を解す必要があります。
首を左右にゆっくりと動かしながら、リラックスした気分に浸って下さい。ガラス瓶ですのでお湯が冷めにくく2~3時間は温度が持ちますので、ジックリと筋肉を解せます。
今まで低温火傷のようなトラブルはありませんが、個々の体調に合わせて使用時間を決めて下さい。首の血流が良くなる事で自然に眠りが良くなります。
なぜ効果が出るのか
緑内障・黄斑変性症・ドライアイ・花粉症・メ二エール症・睡眠障害など頭部にある器官のトラブルや病気に悩む人の首は誰一人の例外もなく硬くなっています。
MRI検査で異常なしと診断された人でも、他の人の首と触り比べてみると硬さの違いに驚く事でしょう。最新鋭の検査機器でも筋肉の硬さまでは判断できないのです。
首の筋肉が硬いという事は、当然ですが首を通っている血管は常に圧迫されていると考えなくてはなりません。血管の圧迫は血流障害を起こしトラブルの原因を作ります。
今回のワインボトルの枕は、首の筋肉をやわらげ血流を改善させる効果があります。目のトラブルに特に効果があるのが頸椎1番の部分の筋肉を解す手当です。
左のイラストに脛骨動脈と書かれ矢印が出ていますが、一番上に示された部位の血管がヘアピンカーブして頭蓋骨へ入っていく様子が描かれています。
この部分の筋肉をほぐすことで目への血流は即座に改善されます。血液も水道の水と同じで曲がりくねった所は流れが悪くなります。頭蓋骨の最下部で頭と首の境界線に位置しますが日頃から指圧などして柔らかくする事をお勧めします。
超・お奨めストレッチ
背中の筋肉をほぐします
さあ、今すぐ始めよう子宝ストレッチ!
やり方は簡単です。直径15Cm 長さ90Cmの発泡スチロール製のポールの上に写真のように上向きに寝て、腕を万歳するように上にあげ背中を反らすストレッチをするだけです。
肩から腰の高さまで少しずつ移動しながら背中の筋肉を弛めて行きます。上げた腕を上下に煽るように動かすことで更に効果が出る感じです。
背中が暖かくなります
10分ほどのストレッチで背中に暖かさを感じます。これは血流が良くなった事を意味していますが、これにより不妊女性にありがちな背中の関節癒着が徐々にではありますが解消されると考えています。
背中の関節癒着は万病の元となる
背中からは内臓を支配する神経が出ている事は周知のとおりですが、現代医学では盲点となっています。健康を害している人の背中の筋肉は誰一人の例外もなく硬くなっており、関節癒着も併発しています。
筋肉の硬さが血管の圧迫を起こし、それにより血流障害が続くと関節に癒着が起きていしまいます。関節癒着が起きれば内臓の支配神経の流れが悪くなり、病的な体質となるのです。
関節癒着を解消するのには、関節周辺の組織に新鮮な血液を与える事しか方法はありません。時間はかかりますが、気持ちも良いのでチャレンジして下さい。
使用するポールはカインズ・ホームで1,500円にて販売されています。
バンドストレッチ(加圧運動療法)
当院では自宅での自己療法をお勧めしております。改善までの時間と経費を大幅に節約する事を目的として【ご自分でも努力して頂きたい】との考え方のもとに取り入れています。
この健康法は40年以上もの歴史があります。ゴムバンドでの加圧により筋肉を柔らかくする効果と、血管への加圧と開放を繰り返すことにより、強制的な血流の改善と血管の弾力を取り戻す効果があります。ゴムバンドの巻き方は多々ありますが、ここではその代表的な巻き方をご紹介します。
肩や背中の筋肉が疲れた時にはこれらの巻き方です家事をしながらのストレッチが便利です。
腰に疲れや痛みがある時には、ゴムを巻き、腰回し運動をするだけでスッキリします。
足の疲れやムクミの解消に効果的な巻き方です。要手術の下肢静脈瘤も改善しています。
足に冷えがある人にはこの巻き方!これらの巻き方をする事で痛風は短期に解消されます。
ここで、腰椎ヘルニアを例にして、バンドストレッチの有効性を簡単に説明しましょう。
ヘルニアで腰が痛い人に聞いてみて下さい、朝方に強い痛みがあり昼頃には楽になる・・・といった場合や、オフィスで長時間のデスク作業のあとが辛い・・・といった話がとても多いのです。これで痛みが血流の悪さと大きく関係している事が理解できるものと思います。
つまり朝方や同じ姿勢をして、血液が流れにくい状態の時に腰の痛みが強くなってしまうのです。ヘルニアによる神経圧迫は痛みにはあまり関係ない場合もあるのです。
ゴムバンドを腰や足に巻き、加圧しながらの腰回し運動をすることで筋肉と血管へのマッサージ効果が同時に得られる訳です。
血流をゴムの加圧で一時的さえぎり、解放してやることでダムの水を放流したように血液は勢い良く血管を流れます、その時に血管自体に内圧がかかることで血管壁に付着していた老廃物も血流により洗い流されるといった効果も期待できます。